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帯状疱疹

帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルスによって引き起こされる感染症です。子供の頃にかかった水ぼうそうのウイルスが、神経節に潜伏感染し、免疫力が低下した際に再活性化することで発症します。主な症状は、体の左右どちらかに現れる神経に沿った痛みを伴う水疱です。初期にはチクチク、ピリピリとした痛みを感じ、数日後には赤い発疹が現れ、その後水疱へと変化します。帯状疱疹は、適切な治療を受ければ多くの場合、後遺症なく治癒しますが、治療が遅れると神経痛などの後遺症が残る可能性があります。当院では、帯状疱疹の早期発見・早期治療に力を入れており、患者さんの症状に合わせた適切な治療を提供することで、QOL(生活の質)の維持・向上を目指しています。

帯状疱疹の症状について

帯状疱疹の主な症状は、以下の通りです。

  • 痛み・・体の左右どちらかに、チクチク、ピリピリとした痛みが生じます。痛みは、発疹が現れる数日前から始まることもあります。
  • 発疹・・痛みに続いて、赤い発疹が現れます。発疹は、神経に沿って帯状に広がり、水疱へと変化します。
  • 水疱・・発疹が水疱へと変化し、水疱が破れると、かさぶたができます。
  • 発熱・・発疹や水疱が出現する際に、微熱が出ることがあります。
  • 神経痛・・水疱が治った後も、痛みが残ることがあります。これを帯状疱疹後神経痛と呼びます。

帯状疱疹は、顔面や眼の周囲に発症することもあります。顔面に発症した場合、視力低下や顔面神経麻痺などの合併症を引き起こす可能性があります。眼の周囲に発症した場合、角膜炎やぶどう膜炎などの合併症を引き起こす可能性があります。これらの症状が現れた場合は、速やかに眼科を受診してください。

帯状疱疹の原因について

帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルスが原因で発症します。子供の頃にかかった水ぼうそうのウイルスが、神経節に潜伏感染し、免疫力が低下した際に再活性化することで発症します。免疫力が低下する原因としては、以下のものが挙げられます。

  • 加齢
  • 疲労
  • ストレス
  • 病気
  • 免疫抑制剤の使用

特に50歳以上の方は、加齢に伴い免疫力が低下しやすいため、帯状疱疹を発症するリスクが高まります。また、糖尿病やがんなどの基礎疾患がある方も、免疫力が低下しやすいため、注意が必要です。

帯状疱疹の治療法について

帯状疱疹の治療は、抗ウイルス薬による薬物療法が中心となります。抗ウイルス薬は、ウイルスの増殖を抑え、症状の悪化を防ぐ効果があります。早期に抗ウイルス薬を投与することで、症状の軽減や後遺症のリスクを減らすことができます。当院では、以下の抗ウイルス薬を使用しています。

  • バラシクロビル(バルトレックス)
  • ファムシクロビル(ファムビル)
  • アメナメビル(アメナリーク)

抗ウイルス薬は、腎機能に影響を与える可能性があるため、腎機能が低下している患者さんには、投与量を調整する必要があります。また、妊娠中または授乳中の女性には、抗ウイルス薬の投与は慎重に行う必要があります。

薬物療法の他に、痛みに対する治療も行います。痛み止め(鎮痛剤)や神経ブロック注射などを用いて、痛みを緩和します。帯状疱疹後神経痛に対しては、抗うつ薬や抗てんかん薬などが有効な場合があります。当院では、患者さんの痛みの程度や状態に合わせて、適切な鎮痛療法を提供しています。

帯状疱疹についてのよくある質問

Q1. 帯状疱疹は人にうつりますか?

A1. 帯状疱疹は、水ぼうそうにかかったことのない人にうつる可能性があります。帯状疱疹の水疱に含まれるウイルスに触れることで、水ぼうそうとして発症することがあります。ただし、帯状疱疹そのものが直接うつることはありません。

Q2. 帯状疱疹は再発しますか?

A2. 帯状疱疹は、まれに再発することがあります。再発する原因としては、免疫力の低下などが考えられます。再発した場合も、早期に治療を受けることで、症状の軽減や後遺症のリスクを減らすことができます。

Q3. 帯状疱疹の予防接種はありますか?

A3. 帯状疱疹を予防するためのワクチンがあります。50歳以上の方を対象としたもので、2種類のワクチン(生ワクチンと不活化ワクチン)があります。当院では、不活化ワクチン(シングリックス)を取り扱っています。シングリックスは、2回の接種が必要で、高い予防効果が期待できます。詳細については、お気軽にお問い合わせください。

院長より

帯状疱疹は、つらい痛みや後遺症を引き起こす可能性がある病気です。当院では、患者さんの苦痛を和らげ、QOL(生活の質)を維持・向上させるために、早期診断と治療を提供することを心がけています。

特に、帯状疱疹後神経痛は、治療が難しい場合があります。当院では、痛みの専門家と連携し、様々な鎮痛療法を組み合わせることで、患者さんの痛みを緩和できるよう努めています。また、帯状疱疹の予防接種も行っておりますので、ご希望の方はお気軽にご相談ください。

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